宴 UTAGE:Party for New Year

2019.12.17 執筆者 : Masako Segami タグ : Dining Room

クリスマスパーティーに続く「宴_utage」は、新しい一年のスタートをみんなで祝う食卓。日本では古くから、福をもたらす歳神さまが家にいらっしゃる正月三が日は、縁起をかついで煮炊きはタブーとされています。そんな風習にならって、お正月は予め用意しておいたおせち料理を囲んで乾杯してみませんか?


赤×黒のコントラストが美しい、新春の食卓。

ハレの日のお祝いムードを高めるのにふさわしい華やかな赤色。そんなレッドをベースカラーとした食卓のアクセントに漆黒色の器を選ぶと、全体が和モダンな印象にキリリと引き締まります。ブラックの器はお料理も映えて一石二鳥! そんなアクセントになる器としておススメしたいのが、硯石の表情を生かした「雄勝玄昌石 台付平皿」(手前)と、ロクロの技と焦がしの技法で仕上げた木製の「ものとんボウル」(奥)。大自然に育まれた石や木のテクスチャーが、食卓にぬくもりを醸し出します。


縁起酒を交わす、至福のひととき。

新年の宴に外せないお屠蘇とは、元旦の朝、一年の無病息災を願って家族みんなでいただくお酒です。本来のお屠蘇は、特別に調合した生薬を日本酒と本みりんに一晩漬け込んでつくる薬草酒ですが、今は日本酒で代用されることも多くなりました。新年のお酒としてご紹介するのは、明治神宮にも御神酒を納める歴史ある酒舗の「金婚 純米大吟醸 『吟の舞』」。華やかな香りの純米大吟醸で、健康を祈って盃を酌み交わしてみてはいかがでしょう。


新調した器でHAPPYな一年をスタート!

日本には新年に服や財布などを新調してゲン担ぎをする習わしがあります。新しい一年を真っさらな品物で始めるのは、スッと背筋が伸びるもの。そこで新年の使い初めにぴったりなアイテムをご紹介します。一つは、宇宙開発技術を応用して高純度チタンでつくられたグラス「Jewelry Glass Nexus」です。オーロラのような神秘的な輝きが魅力的。もう一つは、美濃焼の職人がつくった「唐津八寸皿」(中央)。フチ部分が広めのデザインで料理の見栄えをグッとアップする存在感のある大皿です。

そして酒の肴におススメしたい新潟産の「清酒味付えいひれ」は、特製の清酒ダレに漬け込んで柔らかく仕上げた珍味。テーブル、器、食事、酒…、全ての準備が整ったら、華やかな宴のスタートです!


伝統的工芸品「雄勝硯」の原料でつくる台付平皿。

宮城県石巻市雄勝町で産出する「雄勝玄昌石」は硯石として秀でているのはもちろん、材質や色、風合いなど多くの魅力を兼ね備えた大地の恵み。台座付きの平皿は存在感が増し、より上質感のある食卓を演出します。


雄勝玄昌石 台付平皿

株式会社和伝
千葉県浦安市鉄鋼通り2-1-3


朽ちた印象でレトロな風合いの黒艶の鉢。

山中漆器のろくろの技と焦がしの技術で仕上げたレトロな風合いのモノトーンの鉢。古木の朽ちたニュアンスが出るように栓の木を焦がして仕上げています。手仕事によって、フチの形状も一点ずつそれぞれ異なるのが特徴。


ものとんボウル

有限会社浅田漆器工芸
石川県加賀市山中温泉菅谷町ハ215


東京サミットの晩餐会で乾杯された純米大吟醸。

1596年創業、明治神宮や神田明神にも御神酒を納める東京で最も古い酒舗が醸す純米大吟醸。アルコール度数1314%と日本酒としては少し低めで飲みやすいのが特徴。すっきりしていながら華やか香りのお酒で新春の乾杯を。


金婚 純米大吟醸 「吟の舞」

株式会社豊島屋本店
東京都千代田区神田猿楽町1丁目5番1号


美濃焼の職人が熟練の技で仕上げる唐津の大皿。

日本一の陶磁器産地、美濃でつくられる八寸皿は、白と飴色の釉薬を掻き分けて櫛目で仕上げた唐津様式。和洋を問わず使える大皿です。広めのフチ部分を余白として残しながら盛り付けると、初春の料理がより上品な印象に。


唐津八寸皿

有限会社秀峰
岐阜県土岐市駄知町1781-2


宇宙開発技術を応用した極上のボールグラス。

国内外の愛酒家たちから大きな支持を得ているJewelryGlassシリーズから新年にふさわしいボールグラスを。静岡の小さな工場で、最上級のチタンと最高の技術によって、熟練の職人が一つひとつ丁寧につくり上げています。


Jewelry・Glass Nexus

株式会社日翔工業
静岡県藤枝市東町7-10


米どころ新潟の銘酒で仕上げたエイヒレの珍味。

新潟県上越市が誇る銘酒「能鷹」を使った特製の清酒ダレに、エイヒレの干物をじっくり漬け込んで柔らかく仕上げました。従来のエイヒレのイメージを変える新食感のやわらかさが魅力。少し炙ってからお召し上がりください。


清酒味付えいひれ

有限会社西沢珍味販売
新潟県上越市新保古新田535番地


執筆者情報

Masako Segami

島根生まれ。海と山に囲まれた山陰の港町で育ち、島根大学卒業後、1993年より通販会社にて商品企画、新規事業企画などを経験。広告制作プロダクションを経て1999年株式会社スクーデリア設立に参加。以降、編集&コピーライター、各種企業のコンセプトブレーンとして商品開発、広告・販促企画、ツール制作などのクライアントワークをはじめ、暮らしや文化にまつわる情報誌の編集制作を行う。日本各地のものづくり取材インタビュー実績多数。