リビングルーム:日本の職人技と最新のテクノロジーが調和するとき

2019.03.04 執筆者 : D.A. タグ : Living Room

技術大国として名高い日本。ここでは長い歴史を持つ職人の技をご覧にいれましょう。これからご紹介する商品は、最先端の技術と職人芸が融合した日本の中小企業が生み出す斬新な逸品ばかりです。


日本灯 煌(きら)ミライス株式会社

ミライス株式会社は、昔から貴重な木材とされてきた国産天然ヒノキを使い、三次元造形という新しい技術を取り入れたモノづくりを行っている企業です。ミライスは、寺社建築に多く使われる美しいヒノキの木材を、インテリアデザインに活用しました。商品ラインナップ「こだま堂シリーズ」で使われている木材は、すべて東京都西部の檜原村産で、天然のヒノキを加工し、その特徴的なスタンドライトを製造しています。スタンドライトは、高さ50センチ程で、色の淡いヒノキ材の特徴と浮き出た木目の美しさが際立っています。ライトには優雅な模様が彫られており、そこからこぼれ出る光が洗練された和の情緒を演出します。

私は観葉植物を照らせるようにするため、ライトを自宅リビングの隅に置くことにしました。夜には、天井の照明を消し、ヒノキのライトが発する暖かい光で部屋を照らしています。

ライトの電源はセンサーになっており、センサー部分に軽く触れるだけでライトが点灯し明るさの調整もできます。部屋の雰囲気や気分に合わせて明かりをカスタマイズできます。


日本灯 煌

ミライス株式会社
東京都府中市本宿町3丁目15番地35


日本時計 刻(こく)(ミライス株式会社)

「こだま堂シリーズ」にはスタンドライト「煌」の他、木製の時計もあります。切り出されたヒノキ材は、東京都立川市にある工房に持ち込まれ、そこでデジタルデータ化された複雑な伝統文様を、精密レーザーを使って木材に彫り込むことで、様々な商品が作られています。伝統工芸と最新のデジタル技術を融合する、ミライス独自の手法です。もちろん、こちらの商品も檜原村産のヒノキだけで作られています。

自分の机で仕事をしている時でも、凝ったデザインの時計にいつも見入ってしまいます。無垢材とそれに施した伝統文様が、「和」と「洋」の優美な雰囲気を作り出し、生活空間の中で様々なインテリアデザインとの融合を可能にします。また、「こだま堂シリーズ」の時計の特徴に「香り」が挙げられます。仕事中に新鮮でさわやかなヒノキの香りに浸って楽しませてくれます。ヒノキは、この素敵な香りが1,000年以上も続くと言われています。


日本時計 刻

ミライス株式会社
東京都府中市本宿町3丁目15番地35


バイオン-Mg60(株式会社マクルウ)

今までご紹介したヒノキ材の商品とは対照的に、ここからはマグネシウム合金を使用し、日本の職人技の工業的側面を探求している、株式会社マクルウを紹介します。この会社の商品の中でも代表的なものとして、スマートフォンスピーカーがあります。この商品は、世界初のマグネシウム製スマートフォン用無電源スピーカーで、高級オーディオ素材であるマグネシウムチューブを採用しています。

マクルウはマグネシウム合金の音響特性と振動特性を利用して、この独創的なデザインを作り出しました。使い方は、チューブ中央にスマートフォンを差し込むだけです。そこから、Bluetoothも、電源コードも、バッテリーも使わずに、スマートフォンのスピーカーの音量を上げてくれるのです。このチューブをバックに入れ、ピクニックのときや公園で過ごす時間に音楽を聴いても楽しめると思います。スピーカーのバッテリーを充電したり取り替えたりする煩わしさもありません。スピーカーのシルバーの光沢がよく映えるため、私はリビングの黒い木製カウンターの天板に置いて使っています。


バイオン-Mg60

株式会社マクルウ
静岡県富士宮市山本286-1


プロフェッショナルガーメントスチーマー(株式会社バウンスバック・デザイン)

株式会社バウンスバック・デザインによるこの商品は、日々の「しわ伸ばし」との戦いをとても簡単に、かつ、効率的に回避できる商品です。プロフェッショナルガーメントスチーマーは、本体が黒いプラスチック製で、見た目は小型の掃除機に似ています。スチーマーの本体に水を入れて沸騰させ、しわになった布地にスチームを当てて、頑固なしわを取ります。ガーメントスチーマーには頑固なしわを取る機能に加え、消臭効果もあります。硬質プラスチック製ハンガー、金属製クリップ、オーブン用手袋等が付属されていて、この付属品を用いて安全に使えば、熱いスチームで何かが溶けたり、やけどをしたりということはありません。

私はアイロン掛けが苦手で、長いこと衣類のしわに悩まされてきました。そんな私でも、スチーマーを使ったアイロン掛けを楽しく感じることができました。このスチーマーは、プロの業者だけでなく、一般消費者にも十分に使いやすい商品です。ドライクリーニングのプロでもサラリーマンでも、瞬く間にしわが伸びていく様子を見れば、この商品の魅力に夢中になることでしょう。


プロフェッショナルガーメントスチーマー

株式会社バウンスバック・デザイン
東京都港区虎ノ門3-7-8 ランディック第2虎ノ門ビル1F


執筆者情報

D.A.

東京を拠点とする編集者兼ジャーナリストで、日本文化を昔から愛しているアメリカ人。特に芸術品と工芸品を好む。日本の職人が作るものの多様性と歴史を深く理解、それは古い陶芸の町から優美な着物の工房に及ぶ。